受験者は聞き取り (Listening) 100問と読解 (Reading) 100問の2部構成、計200問の試験を受け、各部門の合計点がスコアとして認定される。スコアは、素点による絶対評価ではなく、全受験生との相対的な成績によって算出され、10〜990点の間(各部門 5〜495点ずつ)で5点刻みで評価される。受験者数が非常に多いことから、スコアによる序列への信頼性が高い。受験方法には、個人で受験する「公開テスト (Secure Program Test; SP Test) 」と、企業や学校内で随時実施する「IPテスト(Institutional Program;団体特別受験制度)」の2つの方法がある。
60カ国で実施されていて、毎年延べ450万人[1]が受験する国際的な試験であるが、受験者の大半は日本人(150万人)と韓国人で占められている。そのためか現時点では日韓の2国と一部のアジア諸国以外では重要視する国も少なく、先行するTOEFLほどには国際的な評価も知名度もなかったが、フランスのエリート養成校であるグランゼコールの中にはTOEICで750点以上のスコアを取ることを卒業要件として課すところが現れるなど、TOEICの影響力がヨーロッパにも徐々に浸透しつつある。
設問内容は主に海外や日本の外資系企業のビジネス現場を想定している。語彙や語法に関する設問には日常生活に不必要なものも含まれ、英語の母語話者でも満点を取ることは難しい。一度取得すれば終身有効の検定資格ではなく、受験の時点における実力確認の試験なので合否判定はない。また、試験問題と評価は全世界共通であり、異なる日程間でも難易度に差がないように作られており、本人の能力に変化が起きない限りスコアに変化は起きない。よって、一部で言われているような、国外で受けるTOEICは日本のものより簡単といった話は誤解である。
企業のグローバル化に伴い、TOEICスコアが企業の採用や人事評価において用いられるようになっている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
TOEIC IP
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